静岡市の文化財

清見寺朝鮮通信使詩書一覧

No.37 書記成大中(龍淵)五言律詩

使行年
西暦1763年~1764年
制作者
成大中
形態
紙本墨書
制作年代
明和元年・西暦1764年
寸法
縦34.4cm×横49.8cm
書記成大(龍深淵)中的5言法詩
重到清見寺畳用南壺谷韻
 贈忍上人

密林蔵梵宇
飛瀑射溟波
石榻酬清約
梅林記暫過
払衣花気重
移席竹陰多
蘿外帰程黒
其如別思何

小華帰客龍淵 印

重ねて清見寺に到り南壺谷の韻を
 畳用して忍上人に贈る

密林は梵宇を蔵し
飛瀑は溟波を射る
石榻に清約を酬い
梅林に記して暫く過ぐ
衣をはらへば花気重く
席を移して竹陰多し
蘿外の帰程はくろみ
その別れの思ひをいかんせん

重ねて清見寺に到り南壺谷の韻を畳用して忍上人に贈る

厚くこまやかな林には清見寺の堂塔伽藍(どうとうがらん)が隠されており、裏山の瀧の水勢は強く、飛び散っている。石の腰掛けに腰を下ろして住職との約束に応じていると、梅の香りが心地よくて時を過ごしてしまった。立ち上がって衣を整えていると、梅の香りが改めて芳しく感じられ、座席を竹林へ移してみる。ひかげのかずらの生えた帰路は、最早暗く、この離別の思いをどのように伝えたらよかろうか。

The temple buildings of Seikenji are hidden in the thickly-forested grove, and the current is swift in the waterfall of the mountain behind, sending water spraying. Sitting down on stone chairs, we fulfill the promise I made to the chief priest. Catching again the overpoweringly sweet scent of ume, we move our seats to the bamboo grove. It grows dark early on the return path with its vines of shade; howsoever can I express the feelings of parting?

청견사에 다시 도착하여 남호곡의 시운을 거듭 사용하여 주인상인에게 주다

빽빽한 숲에 사찰을 감초고
폭포 물이 바다 파도에 쏟아진다.
돌 걸상에 맑은 약속 지키니
매화 숲에 잠시 자난 일 기억한다.
옷을 떨치니 꽃 기운 무겁고
자리 옮기니 대 그늘이 좋다.
덩굴 풀 너머 돌아갈 길 어두운데
이별의 그리움을 어찌할거나.

소화귀객 용연 [인] 사집

*金仁謙(1707-1772年)・・字は士安、号は退石、本貫は安東。癸酉年(1753年)の司馬試に合格し、癸未年(1763年)に書記として参加した。砥平県監を歴任し、『日東壮遊歌』を著述した。
*仏骨・・仏様の骨。寺の塔に仏骨を安置しているという仏説に由来した言葉。

Page Top