静岡市の文化財

清見寺朝鮮通信使詩書一覧

No.30 書記元重挙(玄川・子才)五言律詩

使行年
西暦1763年~1764年
制作者
元重挙
形態
紙本墨書
制作年代
明和元年・西暦1764年
寸法
縦34.1cm×横60.5cm
書記元重挙(玄河、孩子歲)5言法詩
重到清見寺畳去時留題韻

不登清見寺
難道渉溟波
劫外三元繞
塵中七宿過
濃繊泉石適
点綴水雲多
天地悠々是
滄洲更若何

甲申季春小華元重挙 草 印印印

重ねて清見寺に到り去る時に留題をかさねて韻す

清見寺に登らずば
道のかたきはくらき波をわたるにあり
劫の外なる三元にまつわり
塵中に七宿過ぐ
濃繊は泉石に適い
点綴すれば水雲多し
天地の悠々とは是なり
滄洲更にいかんせん

重ねて清見寺に到り去る時に留題をかさねて韻す

江戸からの帰途、清見寺に登らなければ、東海道に行くのがむずかしいのはくらい波を歩かなければならないことにある。何とも言いようのない浅く暗い波打ち際に立っていた。天地人の世界から強いてはずされたように感じ、旅塵(りょじん)にまみれて七宿の泊まりを重ね、ここに到った。境内のこまやかな庭の景観は美しく、海原の上には雲がここかしこに浮かんでいる。天地悠然とはこの様な自然の秩序のことであろう。更に蒼い松原の砂嘴を何と称えたらよかろうか。

If we do not ascend to Seikenji on the way home from Edo, it is as difficult going to Tokaido as having to walk over dark waves. I stood by the water’s edge, in the indescribable dim light of dawn. Feeling as if I had been forced out of the realm of heaven, earth, and man, sullied by the world of man, I came here after staying at seven post stations. The scene of the neatly-arranged garden in the temple grounds is beautiful, and the clouds over the sea float by in every direction. This shows the grandeur of heaven and earth, which have such systems in nature. And how ever can I praise the sandbank of the green pine grove?

청견사에 다시 와서 갈 때 남긴 시운을 중첩하여

청견사에 오르지 않으면
동해 물을 건넜다 하기 어렵지.
영겁 밖으로 삼원이 에워싸고
티끌 가운데 일곱 별이 지나며,
농섬하기로는 샘물과 바위 알맞고
점점이 이어진 물과 구름 많은데.
천지는 하염없다 하겠으나
창주는 끝내 어떠하려오.

갑신 늦봄 소화 원중거 초고. [인]자재, 원성원중거인

*三元・・天地人又は日月星辰を示す言葉だが、ここでは空、土、水を示す。
*七宿・・七曜。太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星を示す。
*滄洲・・海の中の神仙が住むという島。

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